岩に描かれた古代の絵画、ペトログラフ
ペトログラフとは
ペトログラフとは先史時代(人間の歴史のうちで,文字をもたず,文字による史料が残されることのなかった時代)に、岩に刻まれた文字や文様、絵画などのことをいいます。英語ではPetro(岩石)‐graph(文字・文様)と表記します。
日本では主に漢字が伝来する前の時代に刻まれたものを指すので、漢字伝来以降の文字は「碑文」や「碑(いしぶみ)」と呼ばれ、区別がされています。
このペトログラフはおもに考古学的な面と美術的な面から研究が行われております。考古学的には過去の人々の風俗や生活様式、ときには気候などを類推できるほか、文字の誕生を探る上でも貴重な手がかりと考えられています。またRock Art(岩石芸術)として美術的な価値についても研究がされています。
ペトログラフは学術的研究と古代ロマンを求めて広く注目されるようになりました。
恵那市のペトログラフ
恵那市では標高1,128mの笠置山とその山麓周辺でペトログラフが数多く発見されました。中野方町では特に数多くのペトログラフが見られます。
例えば笠置山には三角錐状、いわゆるピラミッド型をした巨石があります。そのある一つの面には古代和文字とみられる文様が刻まれています。その他の場所の岩にもシュメール古代文字、約3,500年前のオガム文字と思われる線刻が発見されています。
そんなロマンあふれるペトログラフの発見に、出掛けてみてはいかがでしょうか。
住所 | 〒509-8231 岐阜県恵那市中野方町 |
最寄り駅 |
JR「恵那駅」・明知鉄道「恵那駅」 より車で約30分
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車利用での アクセス方法 |
中央自動車道「恵那IC」から県道68号を白川方面へ車で約16km |
- 見どころ
- ピラミッド型の巨石
ペトログラフ