懐かしい恵那の味「菊牛蒡」

菊牛蒡

シャキシャキの食感と甘辛い味付けが癖になるこの地方の特産品。
キク科アザミ属に分類される植物で、山野に自生していた「モリアザミ」を栽培したもの。一般的にヤマゴボウと呼んでいるが、切り口が菊の花に似ていることから、この地域では通称菊牛蒡と呼ぶ。恵那市、中津川市が主な産地。
1862(文久2)年、美濃国恵那郡本郷村(岩村町)の三森山で見つかった根の太いモリアザミが原種となっているが、本格的な栽培は明治以降。
独特の風味と香りがあり、柔らかく歯ごたえが良いのが特徴。
地元では、すき焼き、鍋物等の具としても使用するが、味噌漬けやしょうゆ漬けもこの地方の特産品として販売されている。

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